石鎚山系(主谷):伊予富士谷遡行&伊予富士〜寒風山〜笹ヶ峰(縦走)

【山行期日:2006.07.29-30】

九州、四国は待望の梅雨明け!夏山シーズン到来です!

四国山行は、恒例の沢登組と縦走組の共同企画である。昨年は、石鎚山周辺(雪瀑谷遡行+堂ヶ森/石鎚山縦走)と赤石山周辺(保土野谷遡行+東赤石山/八巻山)の山行だったが、今年は石鎚山系を南北に貫く寒風山トンネル駐車場ベースで計画する。

 西条からR194を高知方面に伝うと旧道の寒風山トンネルは、新寒風山トンネル手前から左折する。トンネルまでの標高差およそ500mの登坂中、右手に伊予富士から黒森に至る標高1700mの稜線から1200mの標高差で扇状に広がる広大で急峻な森が眼前に展開する。主谷と呼ばれる山域で、今回の目標は主谷の支谷の一つである『伊予富士谷』である。

 日本登山大系によると、伊予富士谷(横谷)は、『主谷を代表する谷で、ゴルジュ、美しい釜、連瀑を有し楽しい谷である』とある・・・・果たして『楽しい』遡行になったのか、どうか?

 縦走組は、トンネル駐車場を起点に桑瀬峠に出、伊予富士をピストン、その後寒風山を越え笹ヶ峰に登頂、丸山荘まで下降し幕営。翌日は、主稜線に戻り、冠山を経て平家平まで縦走する予定・・・・笹原の美しい山の縦走を愉しむ計画であったが・・・・

 参加者は、10名。07/28、20:15、車2台で門司港出発。山陽道経由福山西ICへ向う。一旦ICを出て『しまなみ海道』にのる。夜間のせいか通行量は僅かである。(※しまなみ海道は、ETC深夜割引は適用されない)

 今治ICからは一般道経由で寒風山トンネルに向う.01:30過ぎには到着する。ここは標高が1000m以上あり風通しがよく夏といえど夜間は快適に過ごせる。駐車場の東屋が空いていたのでテントは張らずビール飲んで就寝。

 07/29、5時過ぎには起床。天候は予報通り快晴!簡単に朝食を済ませ縦走組は早めに出発する。沢登組も、6:30には出発、取付に向う。

伊予富士谷遡行&伊予富士〜寒風山〜笹ヶ峰縦走ルート概念図



【伊予富士谷(横谷)遡行】


■参加者:新谷T、原田、伊津見、赤澤、久保、以上5名

■コースタイム:

●07/29 
 大保子谷林道入口(07:20)〜桂谷出合(07:35)〜
入渓(07:40):標高529m〜二条ノ滝(08:20)〜伊予富士谷出合(08:45)〜7m滝(08:50)〜高巻@〜谷に戻る(09:35)〜ゴルジュ帯〜15m滝(09:50)〜高巻A〜谷に戻る(10:50)〜ゴルジュ帯〜18m滝(11:20)〜高巻B〜谷に戻る(12:15)〜ゴルジュ帯二俣(12:20):東黒森西沢出合〜高巻C〜谷に戻る(14:40)〜東黒森東沢出合(14:50)〜45m滝(14:55)〜高巻D〜谷に戻る(15:20)〜ビバーク地(15:45):標高960m

●07/30 
 ビバーク地(06:10)〜伊予富士北尾根(09:00)〜北尾根P1(10:15)〜伊予富士(10:30)〜桑瀬峠(11:05)〜寒風山トンネル駐車場(11:45)


■車1台をトンネル駐車場に置き、もう1台で谷取付きまで下降する。R194のトンネル行き旧道分岐の反対側に大保子谷林道への分岐がある。すぐ主谷を渡るが、渡る橋の手前に駐車する。支度して07:20出発。主谷右岸の林道を辿る。15分ほどで桂谷が左から出合う。桂谷も大きくうっかりすると間違いそうである。

 ここで入渓、桂谷を渡渉、主谷にはいる。このあたりは谷幅が広く、河原も綺麗でゴミも少なく流れるが水は驚くほど透明度が高い。しかし残念なことに河原の彼方此方にトラックやレッカー車の廃棄車両が放置されている。河原を歩いたり水に濡れたりして辿れば、次第に大岩のゴーロ帯となる。ゴーロにはいると濡れることが多くなる。


主谷にはいるとしばらくは河原歩き 河原歩きからゴーロの谷へ
右岸、左岸と大岩を巻きながら
進めば
短いゴルジュ、問題なく通過

しばらく行くと短いゴルジュを通過、一旦開けるが又短いゴルジュに会う。茶褐色の壁と、ふりそそぐ夏の陽に輝く緑のコントラストが実に鮮やかである。30mはゆうに越えそうな側壁がのしかかるゴルジュ内には釜があり、早々と腰まで浸かって越える。ゴルジュを抜けると右から支谷が滝をかけて出合うと本谷には、少しグリーンがかったブルーの透き通る釜に豪快に流れ込む10m二条の直瀑がある。
ここは左から越えて滝頭に出る。やはり谷は天然のクーラー、気持ちがいいので小休止。


短いゴルジュを抜けると谷は明るくなる そこまでくっきり見える瀞

早々と腰まで浸かって越える
側壁の高い短いゴルジュ。緑が眩しい 豪快な10m二条の滝

 小休止の後、遡行続行。しばらくは平凡な河原とゴーロが続く。両岸が高まると左岸からすだれ状の滝が出合う。資料では15mとなっているがそれ以上ありそうだ。周囲の緑とよく調和しいい雰囲気の滝である。更に行けばゴルジュになり二俣に出る。左が伊予富士谷(横谷)、右は本谷である。いずれをとってもゴルジュ帯に入る。

 目的の左にはいる。右に曲がるとすぐに薄暗い切りたった岩壁の奥に7m滝がある。シルクの束のような水流が澄んだ釜に注がれている。しばし滝見物し高巻きにかかる。
ルートは濡れて鈍く光る左の岩のルンゼだが、ホールド、スタンスは問題ない。15mほど登ると大きなチョックストンに阻まれる。残置ハーケンがあり、空身になり右手から苦労して越える。


二条の滝上流は平凡
伊予富士谷/本谷を分かつ二俣 左岸から簾状の滝が出合う。
資料では15mだがそれ以上ありそうだ

シルクの束のような7mの滝。右岸の、濡れて鈍く光る急峻なルンゼから高巻く

 チョックストンを越えてすぐ右手にルートをとる。しばらくトラバース気味に進めば涸れたルンゼが落ちている。ここで一旦谷に戻ることにする。ラクに注意して下降、ゴルジュに戻る。一息入れ進行!すぐに大岩の滝がある。釜はかなり深そうだ。水深が不明なので空身で右から取り付く。ほんの1,2歩だが胸近くまで浸かり大岩下に出る。岩の右下に空間がありそこをくぐれば水流の真中に出、ずぶ濡れで大岩に這い上がる。後続はザックを背負ったままで越える。次は斜滝、左手から越えるが、最後は強引に這い上がる。右手側壁が、大きくハングして覆い被さる所を通過すれば、少し明るくなるが、又もや釜を持つ滝に阻まれる・・・・高巻きせざるを得ないようだ。


大きなチョックストン。右から越える 高巻ルートからゴルジュ内を俯瞰 ガレと草付ルンゼを下降、谷に戻る

ザックをロープで渡す。
後続は濡れるにまかせて通過
明るい斜滝、左手から越えるが
最後は強引に這い上がる

右手側壁が大きくハングして覆い被さる。そこを通過すれば少し明るくなるが、又もや釜を持つ滝・・・・
やむなく2回目の高巻きにおいやられる

 左手から高巻き開始。ブッシュが密集し骨の折れるヤブコギになる。右手ゴルジュ側は下方が覗けずどうなっているのかまったくわからない。またヤブの切れ目がなく下降点らしきところが見つからないまま結果的には上へ上へ押しやられる。やがて枝尾根らしきところに出る。

 少し見渡せるが、相当高いところまできているようで、谷ははるか下方のような気がする。
 一息入れて地形図をチェック。現在地から推定するにもう少し行けば左からルンゼが落ちているはずである。

 荷を置いて偵察に出かける。枝尾根を登りトラバースすれば右手ヤブが薄くなり、樹間に岩のルンゼが目にはいる・・・・あれだな・・・ルンゼまで適当にブッシュがあり、懸垂下降2−3回で何とかいけそうだ。


 腹ごしらえして下降点に移動。25mほどの懸垂下降、2回で岩のルンゼに降り立つ。更に下部の滝の下降があるので、更に1ピッチ、15mの懸垂下降。少し下れば”懐かし”の谷である。

 高巻きは汗ダクダク、おまけに泥で汚れ薄汚くなるるので谷に戻り水に触れると気分一新、蘇る。


 下降した所はゴルジュのど真ん中、上流は切り立つ側壁と釜が待ち受けている。うかつに進むと進退窮まることになりかねないので空身で偵察に出る。左からヘツリ越えていくと谷は右に曲がる。上流を見ると大きな滝もなく見通しが利く・・・・OK、通過できそうだ。 

 ひんやりしたゴルジュ内は小滝があるだけだ。やけに明るく感ずる出口が見える。ゴルジュを抜けると5mほどの二条の斜滝、容易な左側から越えると明るいゴーロに出る。気分いいのでまた休憩にはいる。


 次は小滝と樋状の斜滝、両足を突っ張って越えるが、よく滑り少し苦戦する。斜滝をこえてゴーロを行けば・・・またまた20m直瀑に行く手を阻まれる・・・・グリーンがかったブルーの釜、真っ白な水流、濡れて光る岩壁、それに木漏れ日が射す・・・・見とれるほど美しいが、我々は3回目の高巻き!を強いられる。


偵察終了・・OK、通過できますよ 小滝を越えていくと出口・・・明るい! 斜滝を楽しんだあと一息入れる

少し滝登りを愉しむ(写真上、写真下)が、斜滝を越えると、またまた20m直瀑に行く手を阻まれる
・・・・3回目の高巻き!

直瀑とルンゼは、偶然なのか、あるいはヒトが遊べるように神がそのよう創り給うたのか、いつも一対で現れる。ここも左の水量僅かのルンゼにはいる。あまり高く登らずできるだけトラバース気味に巻くように登る。先程と違いヤブはあまりうるさくない。適当なところから1ヶ所、30m懸垂下降し、更にブッシュを伝い下降気味に行けば、先方にスポットライトを浴びたように明るく大きく開けた岩の台地が視界にはいる。どうやら東黒森西沢が出合う二俣のようである。

左からの支谷をトラバースし、ロープを使って谷に降り立つ。7mの滝は右草付きから越え岩の台地に出る・・・・・オオ〜ッ、デカイ!、高い!
しばしそのスケールに呆然となるが・・・・・まてまて一体何処からどうやって登れるのか!



左のルンゼから3回目の高巻きに出発
明るく開けたところが東黒森西沢出合 二俣に立つと、谷のスケールの大きさにしばし見とれる

左の伊予富士谷は18m+30m多段、右の東黒森西沢は、40m+50mの連瀑、
さて・・何処を詰めて登れるのか?
伊予富士谷(左)と東頃森西沢(右)、いづれも迫力満点だが、
西沢の連瀑100mの落差は、大、大迫力!

一息入れる。明るく広いこの二俣は、岩を縫って清流が流れ、涼味満点のそよ風が吹き、実に快適である。こういうところで一夜を過ごすせたら・・・・・と思うがここはまだ標高820m位か、きょうはまだ300mしかあがっていない。稜線までまだ900mもある。しかし時間はいつのまにか経ち、既に12:00をまわっている。今日は、少なくともゴルジュ帯は突破しておきたい。ここまでは高巻きまじえてうまく辿り着いたが、さてさて・・どうやらここからが本谷の核心部のようだ

 資料では、中間の草付きから廻り込む、と簡単に記されている。それらしきところを探すが下部は岩で傾斜が強い。上部を見上げると立ち木のあるリッジが見える。あそこまで行けば立ち木伝いにいけそうだ。丁度真中あたりに右岩と左岩を分かつルンゼが延びており、それをあがれば立ち木までいけそうである。

(写真右:ルンゼ登攀

ザイルで確保して登行開始。苔むすルンゼは、詰まった泥や落ち葉を払えば、適当にホールド、スタンスが見つかる。15mで草つきのレッジにでる。ブッシュにランニングをとる。上部は傾斜がまして苔で覆われている。剥がすと何とか使えそうな手がかりが出てきた。とっさの場合、ビレイヤーは近くのほうがいいので一人レッジまで上がる。

(写真左:上部の白ヘルが、終了点)

 ザックを置いて上部にかかる。細かいホールドに頼りに一段上がる。左手に頼りなさそうなブッシュがあるが、ないよりはましだろうとビレイをとる。もう一段あがらねばならない。そのブッシュを抜けないように左でそっと掴み、右は岩を突っ張るように掴んでジワリと体を上げる。

 ルンゼは次第に狭くなり、足を突っ込んでジリジリずり上がればルンゼの消えるところに太い木の根っ子が2本、慎重にずり上がりそれをしっかり掴む!・・・・・シュリンゲをしっかり巻いてビレイ、これで一安心だ。

 左へ草つきの壁を3mほどトラバースすればレッジに立ち木がある、がこの一歩がいやらしい。何かないか、と草付の壁をさがす・・・と、丁度、ほしい所に小さな木の根を発見!これでザイルスケールで35m位の登攀無事終了!

 後続は、確保されているとはいえ15kg近いザックかついでの登攀!・・・・そんなに楽じゃな〜い

上部は立ち木伝いに行く。次第に痩せてくると、右に東黒森西沢の上部の50mが、左には伊予富士谷上部の連瀑が見える。この高巻きルート選定が最適がどうかは判らないが・・・仮に谷心に沿っていけたとしても直登は無理だろう。やがてリッジは太い尾根に変わり、ごく普通の斜面を行くようになる。左手樹間には大岩壁がチラチラ望まれる。この高巻きを終えて、東黒森東沢に出合えば本遡行の核心部終了と考えてよいだろう。

伊予富士谷上部の連瀑 東黒森西沢上部の50m直瀑 伊予富士谷をはさんで広がる
100mの岩壁

 適当なところから懸垂下降をまじえて谷に下りる。本日4回目の高巻き終了・・・久しぶり?に水に浸る。やはり水際がいい!

 しばらくゴーロを行けば右より20mの滝を落として支谷が出合う。東黒森東沢である。本流を少し行けば2段?45mの立派な滝が静かに清流を落としている。この滝を越えれば大きな滝はほぼ終了である。左に支谷が20mの滝で出合うが一つ手前のルンゼから小さく高巻く。楽々の高巻きを終えればすぐ谷心に戻る。

 2,3斜滝を越えれば二俣であるが、右には水流がなく、左も水流が急に細くなった・・・・どうやら源流の様相である。標高は1000mに満たないが、実質的な遡行は終了のようである。時計を見ると15時半をまわっている。二俣上部はインゼルになっており、僅かな面積だが河原がありツェルトを張れそうだ・・・・今日はここでオシマイ!お疲れ様でした。


 まずビールと焼酎を冷水の中へ押し込む。ついでツェルト3張設営、焚き火の準備をする。1時間足らずで準備完了です。後は寝るだけの状態にして乾杯!
まだまだ明るいが、標高1000mの谷のど真ん中、さわやかな風に吹かれて陽射しを浴び、水のせせらぎを聞きながら飲むビール!沢好きにとっては至福の時間(とき)である。
 
 いつまでもほろ酔い気分に浸りたいが、持参したアルコールには限度がある・・・・・底をつけば寝るだけだ。明日に備え、早めに横になりなりましょう・・・オヤスミナサイ。


左岸より東黒森東沢が20mの滝で出合う 右岸に20m斜滝、本谷奥に2段45mの斜滝

100mの高度差を誇る岸壁も
このあたりで樹林帯に吸収される
耳に優しい静けさで落ちる
2段45mの滝

2,3の斜滝を越えるとインゼル。時間的にもサイト条件としてもビバークには最適!

カンペイ!・・・お疲れ様です。昼下がりの酒が一番です 沢好きは火遊びが好き?

 北面の谷の朝は遅い。5時には起床するが未だ薄暗い。今日は、残り800m弱を登るだけである。遡行図では、35m滝が1ヶで、あとは小滝、ナメ滝の連続、と記載されている。これより上部は、ごく普通の谷のようである。3時間も歩けば稜線に出られそうだ。

 ツェルト撤収し簡単に朝食をとり、06:10出発する。しばらくは水流のないゴーロ、多分伏流になっているのだろう。しばらく登ると二俣にでる。左は伊予富士北尾根の下部に出るので右俣へはいる。

 右俣にはいると僅かに水流が復活した小滝、ナメ滝が続く。直登したり巻いたりしていけば標高1350m過ぎたあたりで3段35mの滝にでる。水流がほとんど無いので、ただの岸壁である。傾斜は緩いので適当にこえると右に支谷を見送る。このあたりから傾斜が少し増し滝が少なくなりゴーロの谷になる。昨日酷使した疲れ切った足を叱咤激励しながら次第に細くなる谷を詰める。

 1500mを越えると、あたりはガスに包まれ、谷は次第に草付のガレになる。傾斜も強いのでラクの心配が出てきた。もう残り少ないのでルンゼからブッシュに入る。しばらくヤブを漕げば稜線(伊予富士北尾根)に出る。しかしあたりはすっかりガスの中で視界、30m位、稜線の方向は目視では解らない。


 地形図では縦走路のある稜線は南方向になる。ここは着実にコンパスを振って方向を確認しながら進む。この尾根筋には藪の密な小さなコブが幾つかありそれを乗り越していくのに奮闘しなければならない。しかも、藪は雨が降ったのかガスのせいか、しっかり濡れている。まだかまだかとイライラしながら奮闘の登下降を繰り返すこと数回で痩せた岩塔に出る。ここは右手を30m程下降し岩裾を巻いて尾根筋にでるが、ブッシュ無ければとても巻けないほどの急傾斜に皆さん、お疲れ!。

 尾根に戻り濃いガスの中コンパスに従い尾根筋をおうと小さなピークにでる。
ここから南東に傾斜の緩い尾根が延び、それは途中から笹になる。しばらく行けば右手逃すが切れ笹の中に登山道発見!・・・・お〜い、登山道ですよ〜ッ、やれやれやっと終了だ!

 登山道を左に行けばガスの中から人声、そして伊予富士のピークに到着する。時刻は、10:30。皆さん、お疲れ様でした・・・・最後のヤブ漕ぎが想定外だったが、まあ4時間ちょっとだし皆さん、怪我もなく到着したのだから十分満足し愉しめた山行になりました。


二俣を過ぎると水量僅かの小滝やナメ滝が続くが、次第にゴーロからガレ谷になる
多くの登山者で賑わう
伊予富士(1756m)山頂
桑瀬峠に向かう。高知県側は晴れている

 伊予富士山頂をあとにし縦走路を桑瀬峠に向かう。高知県側は晴れているが愛媛県側はガスがかかっている。笹原の縦走路であるがお花も結構愉しめる。桑瀬峠についたところで縦走組から電話が入る。もう中七番についたのかな?と思ったが、そうではなくガスのため道を取り違え一ノ谷に下山したらしい。新寒風山トンネル出口で待っている、とのことだ。

 平家平経由で中七番に下山したとしたらえらい早いな!と思ったが・・・・まあ出来るだけ早くお迎えに行きましょう。桑瀬峠からよく整備されたジグザグ道を下降、11:45トンネル出口の駐車場に到着。駐車場は登山客や観光客で満車のようだ。
簡単に整理し取付へ移動、もう1台を回収、新寒風トンネルを通って縦走組を迎えに行く。



【Reported by Y.Kubo  Photo presented by K.Akazawa】

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(続く)【伊予富士〜寒風山〜笹ヶ峰縦走】