桂小場〜宝剣岳・木曽駒ヶ岳〜北御所

登山口の案内板・・・・このルートは桂小場ルートといい、昭和47年に千畳敷ロープウェイが架設されるまで、西駒登山のメインルートでした。現在でも中央アルプス登山の主要ルートとそて人気が高く・・・・・西駒:木曽駒ヶ岳

●山行期日:2006年8月26日〜28日
●参加者:鉄井、川中、岡村M、田村、瀬川、以上5名

8月26日
 06:30桂小場から取り付く。広い駐車場もあり、立派な標識も出ている。ジグザクの道を30分ほど歩くと”ぶどうの泉”と言う、水場に出る。ここで身支度を整え登る。もうひとつの水場の”野田場”に着く。ただただ歩くのみ。9:25大樽小屋に着く。水場ありとなっているが、見つけられなかった。小屋から大分離れているのでは。ここから胸突き八丁の急坂・・・・きつい!・・・やがて津島神社に着く。そこの岩の間にヒカリゴケが見られた。胸突き八丁の頭。分水嶺12:10.

 ここで直接将棋頭山に行く道と西駒山荘に行く道と分かれるが、将棋頭は急坂冬用となっていたので、西駒山荘への道を行く。12:45.山荘の前で水を補給。小屋でしばし休憩しついでにビールを購入する。山荘の周りはコマクサを植樹していて、あちらこちらに咲いていた。
 荷物を置いて将棋頭に上る。10分くらいで山頂。
西駒山荘を出発してしばらく歩くと「遭難碑」に着く。このあたりは広く天気が悪ければ迷いそうです。広い稜線をのぼりくだりもあまりなく「チングルマ」が咲き乱れていた名残の中を歩く。時間も迫ってきたので濃が池の分岐の5分くらい手前でビバーグする。ガスが出て、夕方から雷、雨になる。あすの天気を気にしながら、疲れていたので、熟睡。


大樽避難小屋 胸突八丁の登り・・・第1日目の核心部?
津島神社到着。岩の間にあるヒカリゴケを覗く(写真中央)
もう一踏ん張り! 西駒山荘前 将棊頭山へ向かう
西駒山荘から将棊頭山を往復する


先は長い・・・・今日はここまで!

8月27日
 
7:25天気よし。ここから宝剣の山小屋が見える。まだまだ先は長い。濃が池経由で行く。

 池はほとんど水がなく、中を歩く。ここもいろいろな花が咲いている。花の時期はとてもきれいでしょう。この道は高低差も余りなくトラバースルート、景色もよく快適な道なので花を愛でながらの散策である。しかし駒飼の池の辺りから急坂になり、小屋が見えているのだか足が上がらない。

 9:30宝剣山荘。荷物を置き、宝剣岳に登る。山頂は狭く、鎖が2,3箇所あるので慎重に。ガスがかかり周りの景色があまりよく見えない。この日はガスが一日中かかっていた。

 木曽駒ヶ岳頂上山荘前の幕営指定地に移動。小屋でテントの手続き。一人600円なり。水代。トイレ代(200円)含む。ここの山小屋はトイレ代200円なり。空荷で山頂へ向かう。山頂は人、人でした。頂上木曾小屋経由で帰ることにする。小屋の裏手に回るところにコマクサがたくさん咲いていた。その中に白いコマクサも咲いていた。


濃ヶ池は、水が少ないが、水面はまるで鏡のようだ
濃ヶ池からしばらくはトラバースルート、花を愛でながら!
駒飼ノ池にあがる辺りから急坂!
もう一がんばりで稜線、次第に小屋が大きくなってくる
宝剣岳の登下降は岩場。鎖が設置されているが注意!
駒ヶ岳〜中岳、天狗荘・宝剣山荘 宝剣岳山頂。
あいにくのガスで視界不良
極楽平、島田娘方面(南側)へ向かう縦走路 三ノ沢岳方面

木曽駒ヶ岳山頂。頂上木曽小屋の裏手に回り込むあたりに白いコマクサ!
2日目:頂上山荘前の指定地で夕食準備中。今日はラクラク!の1日でした

8月28日
 朝焼けを見る。6:10出。北御所登山口に降りるため、宝剣山荘まで行く。和合山、伊那前岳、とても快適な道で昨日歩いてきた濃が池カール、馬の背などが見える。8合目すぎたあたりの広い稜線にサルの軍団あらわれる。襲われないかと心配しながら大声で歩くと猿の方が退いてくれた。

 小屋場、ウドンヤ峠9:00・清水平、9:30.林道10:00.10:45バス停。この道はただただ下るのみ。

 バスに乗り、駒ヶ根菅ノ台バスセンター駐車場へ向かう。沢組はまだ未着の要なので、ザックを車の横にデポ、まず食事に出かける。勿論、よく知られた”ソースカツ丼”。駐車場近くのお店でいただくが・・・ここの味は”絶品”・・おなか一杯になった頃、沢組と連絡が取れる。

駒ヶ岳(2956.3m)と駒ヶ岳頂上山荘
サル軍団現れる!こちらが騒いだところサルの方が撤退!
南アルプス北部の3000m峰:甲斐駒ヶ岳、仙丈、白根三山、塩見岳
26日、27日の登行ルート(将棊頭山〜濃ヶ池方面)が一望できる
うどんや峠・5合目到着 終着の北御所登山口




ソースカツ丼に舌鼓をうったあとは、ショッピング。沢組が入れ替わりにレストランへ行く。合流後、温泉へ向かう。お風呂は、駒ヶ根IC近くの『駒ヶ根高原家族旅行村』にある『露天こぶしの湯』・・・きれいな温泉で、いい汗流しました。帰北は、途中、時間調整をし予定通り0時少し過ぎとなりました。皆さん!お疲れ様でした。

ボリュームたっぷりで、ジューシィな ”ソースカツ丼”をいただく
綺麗な露天風呂、”露天こぶしの湯” 汗流したら、”かわいい!”レディになりました


【Reported by Y.Tetsui  Photo presented by M.Okamura & Y.Segawa】


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 細尾沢(正沢川)〜木曽駒ヶ岳