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会員の近況報告(〜2005. ?月)


 勿論、十方山まで足を延ばすつもりでしたが・・・
200cm近い深雪に手こずり丸子頭で中退。

 しかし、先週に引き続き思いっきり『雪』を愉しみました。今週は、スキーハイク!・・・・・でもねえ、正直なところなかなか上達しません。

■参加者:三栗、高木、赤澤、久保、以上4名

■コースタイム:
 内黒峠9:20〜丸子頭13:00-13:20〜内黒峠15:30

■温泉:『2004.12.19恐羅漢山〜十方山』と同じく『龍頭峡温泉:龍頭ハウス』によりました。

←張り切って行きましょう!(内黒峠)

 6:00AM、小倉発。戸河内ICを出て道路工事のため少し渋滞したが、9:00には今日の登山口となる内黒峠に到着。今日は久しぶりに荒れない日になりそうである。ここはすでに標高1000m程あり、車道でさえ積雪は1m以上ある。支度して9:20出発。主要装備は、スキー3名+ワカン1名。

 すぐ二次林の樹林帯に入る。想像以上の積雪で、時たまあるテープも積雪面すれすれ・・・・もう少し降ればマップとコンパスの世界!
さながら『スノージャングル』のような樹林帯を登り詰めピークに出れば視界が開ける。


 樹林帯は
『スノージャングル』、

何処も彼処も
雪、ユキ、ゆき!

参考 近況報告:西中国山地:恐羅漢山〜十方山 2004.12.19

 右手奥にはスキー場の白いゲレンデがまぶしい恐羅漢山、正面はうねうねと続く山並みのはるかに十方山。いや〜遠い!こんな雪じゃ、この時間からの往復はとても無理・・・・行ける所まで、というか13時くらいまで前進、13時過ぎたら退却することにしてスタートする。

 尾根上の歩行は明るく比較的楽である。なだらかな起伏の尾根が続きおおむね快適だが、スキー場がすぐ近くにあるので、絶えることのないミュージックとアナウンスが少々うるさい。

峠からピークに出るとはるか彼方に十方山・・・・目指すのはこの4名。スキー3名+ワカン1名


 スキーでの登坂と水平歩行はまずまずだが、下りはよく転ぶ。すっきりした斜面が少なく、ブッシュが多いためきめ細かく停止、転回が必要なせいもあるが・・・・・正直なところ昨年からあまり進歩していないようだ。従って、下りはワカンより遅くなること屡。

 しかし、時折陽光も射し、見通しは良好、汗ばむ肌にちょっぴり冷たい風が心地いいハイクを愉しむ。


恐羅漢山とスキー場


 登り下りだけの単調さも気にならずいつしか12時を過ぎる。そろそろ引き返そうかと思うが・・・・無名峰で引き返したのでは報告しづらい。そのような理由で『丸子頭』まで行くことにする。一踏ん張りで到着。ちょうど目の高さに小さな標識があり、その地点が頭であることを確認する。

 ここまで3時間40分を要した。帰りは下りだから2.5〜3時間?小休止して往路を辿る。降雪も風もないのでトレールはしっかり残っている。相変わらず続くスキー場の騒音に少しイライラ・・・そして幾度となく転倒しながら頑張るが、スキーの重さに耐えかねて最後のピーク前でスキーをはずし、つぼ足になる。つぼ足になると今度は少し痙攣気味・・・だましだまし飛ばして峠に15:30帰着する。皆さん、お疲れ様でした。

 この時期は多分トレールないだろうから、十方山までピストンするのであれば10時間は見ておいたほうがいいと思う。朝6時ごろ峠出発かな、勿論山中1泊が理想!だが・・・1泊するくらいなら他所に行きそう・・・ですネ。
(Reported by Y.Kubo. Photo by K.Akazawa & Y.Takaki)


丸子頭。本日はここまでとする。 先を見ないで帰りましょ! 内黒峠

◆温泉:龍頭峡温泉:『龍頭ハウス』◆
入浴料金:貸しタオル付きで450円
積雪多量でしたが、温泉までは除雪されていました。
帰りは戸河内ICに戻らずR186経由で吉和ICから高速に乗る。

  


2005.01.30
暴風雪の日に散策? 伯耆大山:三ノ沢

■好天の三ノ沢 ⇒ 伯耆大山:三ノ沢〜槍ヶ峰〜東尾根 参照

 
本年初めての伯耆大山は、暴風雪!との予報。30日大山につく頃から荒れ模様?・・・・ついてない! と思わないで、よくあること・・・と納得して出かける。物好きは4名。

 22時過ぎに奥大山スキー場に到着。ガラ〜ンとしている。駐車場の隅っこにテント設営した途端、雪になる。
 時たま雷鳴もとどろく雹混じりの降雪、予報ピッタシ!
 今日は小郡から一般道を通ってきたので結構時間を食い皆さんお疲れの様子。一杯飲んで早めに就寝する。

 早朝、除雪車の音で目が覚める。降雪量は10〜15cm程度。スキー客もそろそろ集まってくる。
 5時起床、朝食、テント撤収、6:30、支度をして出発。

環状道路は15cmの新雪だが、ここしばらくは降雪がなかったと見え、昨夜の分がもぐるだけで全体はよく締まっている。

 今日の目標は、東壁:東尾根だったが、雪が深いうえトレールはないので、がんばっても駒鳥小屋+アルファだろう。東尾根は昨年下降しているので、どうせ中退なら未知の尾根!・・・ということで三ノ沢の大堰堤辺りから槍尾根に突き上げる尾根を偵察することにする。

 鳥越峠への取り付きであるヘヤピンカーブを曲がれば鍵掛峠である。晴れていれば南壁が一望できるが、今日はガスの中だ。峠の駐車場は吹き溜まりとなって1mを越す積雪である。少し歩きづらくなってきたのでワカンをはく。

 右手急傾斜地からの雪崩のデブリで埋まりつつある車道を行けばやがて三ノ沢出合の文珠堂である。8:00着。休まず三ノ沢に入る。
膝下くらいまでもぐるが踏み抜きがないので、足取りはリズミカル。はじめは沢中を、堰堤が出てくるところから左岸の段丘上をつめる。ゆるい傾斜だが確実に高度は上がり、それにつれ風雪は強くなる。1時間ほどで大堰堤近くの尾根取り付きに着く。

まだ薄暗い6:30、出発 埋もれた鍵掛峠駐車場 雪崩のデブリで埋まる道路
正面は大堰堤。標高は1200m位のところにある。右奥が目的の尾根

 目標の尾根はいきなり急傾斜の雪壁で始まる。はじめはワカンで行くが、クラストになる地点でワカンをやめアイゼンをはく。急な雪壁の中で履き替えるのは大変だが、よくあること・・・・皆さん、自分用のテラスを切り履き替える。よく効くキックステップの一登りで傾斜は緩む。
広い尾根はすぐ痩せ尾根に変わる。無雪期はブッシュの尾根?と思われるが、雪がつくとエッジになり、右手に小さな雪庇もでき、雪稜気分が味わえる。

急な雪壁に取付く 胸を突く雪壁の登行 痩せ尾根の右は壁

 小さなコブが多く、ひとつひとつ丁寧に登下降を繰り返し次第に高度を上げる。ブッシュの多いきらいがあるが、我慢の範囲、所々現れるナイフエッジがこの藪尾根のアクセントになる。
 相変わらず視界は開けず、風は強くなり気温は下がる。今日は偵察だから11時ごろで切り上げる予定だ。尾根の右手は、大きく切れ落ちており時折、沢を挟んで対峙する尾根がぼんやり見える。地形図では、向かいの尾根とこの尾根は標高1550mあたりで合流するはずだ。
 
 11時になる。高度計は、1385m。あと200mも登れば槍尾根稜線に出るが・・・残念だが今日はここでオシマイ!


雪稜気分が味わえます 右手は切れています 本日はここまで!

 下山は往路を辿る。すでに一部トレールは消えかかっている。下りはさすがに早い。取り付き付近で本日はじめての大休止。腹ごしらえをし熱いお茶を飲む。沢は完全にトレールは消えている。しかし緩いくだりだから足が先に出る。車道もトレールは残っていない。ここはワカンのままでひたすら歩く。13:45、駐車場に到着。昼食、そして温泉、さらに夕食とっても23時には北九州に帰れる時刻である。

 積雪が多く、トレールなければ、100-150m/時くらいしか進めない。今の時期、大山で尾根ひとつ登ろうと思えば、前夜発日帰りはちょっと無理のようである。1日半はほしいですね・・・・少ない休日、やりくりしてまた来ましょう。皆さんオツカレサマでした。 
(Reported by Y.Kubo & Photo by K.Akazawa )


往路を辿り下山 尾根取り付き付近の爽やかなブナ林

幻想的な雪景色を愉しめた1日でした。又、遊びに来ます・・・・さようなら!

■参加者:西方、鉄井、赤澤、久保、以上4名

■温泉:みとや深谷温泉『ふかたに荘』(TEL:0854-45-5454)
 米子から出雲までは、山陰道+R9バイパスでノンストップ! 
 知らぬ間にバイパスと高速道路が建設されています。米子から山陰道に入り、R9への道路標識を
見落とせば、そのまま松江道に入ります。

 
 山陰道から松江道に入り、三刀屋(みとや)ICから降りる・・・今は三刀屋が終点です。R54に入り三次方面にしばらく走ると案内板あり。R54から5kmほど谷あいに入り込む。入浴料は、300円。湯船は、こじんまり。泉質は良好!。露天風呂はなし。


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