BACK PREV. NEXT

会員の近況報告(〜2005. 2月)


■先週(02.13)は、残念ながら伯耆大山中退。今週末も天候はいまひとつすっきりしない。チャンスあれば勿論大山!にいきたいが・・・・今週はあきらめ近場でスノーハイクとする。


■昨年秋に訪れた安蔵寺山は、冬季の再訪を誘うブナ林と開放的な笹原が印象的だった・・・・・確かめたい!と皆さんにお誘いかけたところ物好き4名が集合、日帰りで出かけることになった。



■参加者:鉄井、速水、赤澤、久保、以上4名

■概念図は、こちら!

■6:00AM、門司出発。天候はまずまず。六日市IC経由でゴギの郷里へ向かう。8時過ぎに到着。駐車場は車両なし。今日も我々だけのようだ。8:30出発。今日はスキーを持参したのでスタートからスキーで行く・・・が積雪わずか!ここのところ降雪は少なかったようで春の残雪のようでザラメ状、樹林帯も見かけだけの雪景色である。取付でスキーをやめワカンにする。

階段まじりの急登を越えれば、トタン屋根の小屋がある。小休止。このあたりから積雪は増し、潅木の霧氷が目を奪う。やがて樹林帯を抜けるといきなり展望が開けアルペンムードたっぷりの雪原!安蔵寺山のハイライトは、やっぱりここですねえ。やがて展望所に到着。ここで再びスキー登場。安蔵寺山山頂までのわずかの距離をスキーで行くが・・・バーン状の堅雪に新雪が乗っかっているだけだから快適とはいえないが、そこそこ愉しむ。

11:45、安蔵寺山山頂着。残念ながら小雪が舞い、ガス模様で展望なし。記念撮影し往路を下山することにする。天候よければ、南東〜東に伸びる尾根を歩き適当なところから車道に出るつもりだったが、視界も悪いし、下部は積雪わずかだったので中止。早めに下山、駐車場着は13:30でした。安蔵寺山の美味しいところだけ味わった、わずか5時間の山旅でした・・・本音言えば、あと2時間ぐらいは遊びたいですね。

(Reported by Y.Kubo & Photo by K.Akazawa)


稜線:霧氷でデコレートされたブナ林・・
青空がほしい!
安蔵寺山山頂。小雪とガスで展望なし

おんせん情報

◆帰北ルート:ゴギの郷里から七日市に出てR187を六日市に向かい立戸から米山峠経由鹿野行きの県道?にはいる。峠を越え鹿野近くになるとひょっこり右手に現れるのが石船温泉。

◆湯船:男女で日替わりで交互使用しているが、片方が狭い。大きい湯船のほうが露天風呂付き? 入浴料:ちょっと高い600円。食事は安くて、美味くて、ボリュームタップリ!ウェルカムです。
高台にあります 鹿野ICの近くです ¥1100!の定食



伯耆大山滑降! 2005.02.13
■友人と兼ねてからチャレンジしてみようといっていた大山での滑降に行きました。滑降といってもそんなにカッコの良いものではなく、恐る恐る下るんですけど・・・

■深入山で修行を積んで、いざ出発。いつもは車に乗せてもらっているだけなんでいつの間にか到着していた大山の遠いこと・・・
元谷にテントを張って、雪の状態を見てどこを滑るか決めようということになりました。

 次の日。頂上まで上がって、途中晴れ間から頂上や三鈷峰も見えたんですが、さて下山というころにはガッスガス。弥山頂上付近のポールも二本目が見えない状態でした。雪面の起伏もまったく見えません。恐ろしいので、6合目までそろそろ下って、夏山道のすぐ左の緩やかな谷を滑りました。

 降り始めるとガスもなんぼかマシになり、深雪にスキーを取られながら、雪まみれになりながら降りました。

■夏の沢に冬のバックカントリー。また一つ喜びが増えたような気がします。
【Report & Photo : presented by T.Toyoda】

巨大な雪塊のような弥山頂上小屋 一時は晴れて三鈷峰や稜線が望めたが・・


西中国山地:恐羅漢山でスノーハイク!  2005.02.13
■雪がたっぷりとあり、登山口まで車が入るということで恐羅漢山にいくことになりました。

■登山口までは、今までは内黒峠経由の狭い山道を利用していましたが、2車線の広い道路が出来ており、そちらの道を通りました。最初の駐車場に着きます。そこからシャトルバスで上のスキー場へ到着。レストハウス前からスキー場の中を登ります。スキー客から変な質問を受けながら。ここまでは夏道のとおりです。

 スキー場の上に出ると夏道からそれて南側にトラバースしながら一番目のスキー場の上に出てから稜線へ出ました。稜線へ出ると焼杉山から来た人達に会いました。聞くところでは、このルートは夏は藪が濃くて歩けないので雪の季節だけのルートだそうです。皆さん、ワカン&スノーシュー。

 山頂は標識が埋まり、『恐羅漢山』の文字だけが出ていました。ここから旧恐羅漢山へ移動するが、このルートは景色もよく、樹氷もたっぷりでしばし見とれ感動の世界! 旧恐羅漢山の壊れかけたはしごのかかっている岩も上部だけで下部は雪に埋没。岩に登り雪景色を堪能。帰路は、夏焼峠を通り牛小屋高原へ。

 入山者はいないのかと思いきや焼杉山からの入山者が多いようでトレースがありました。きょうは4時間半程度の歩き、また夏に同じコースを歩くと雪の世界と違って面白いのではないかと思います。【Reported by Tetsui】
◆参加者:川中、田村、鉄井、他2名、計5名





伯耆大山:三鈷峰北稜中退!  2005.02.13

★1〜2月は、多量の積雪のため時間切れで中退続きです。★
★休日確保してきっちり一本登りたいですねえ★



三鈷峰北面概念図
■今冬2回目の伯耆大山。目的地は三鈷峰北稜・・・しかし豪雪のため時間切れ中退を余儀なくされた。
川床から阿弥陀川を遡行して北稜に取付き、三鈷峰に立った後、野田ヶ山もしくは宝珠尾根経由で下山の計画で、山中一泊二日の予定だった。しかし仕事の都合がつかず、結局前日発日帰り、となり12日土曜日の正午出発する。
 
 結果的には、早朝取付日帰りは無理であった。特に今冬のように積雪が多い場合は、きっちり2日かけて取り組むべきだ、と反省する。出来れば今冬中に再アタックしたい!


 12日は、香取の駐車場に幕営。13日、4:00起床。簡単に朝食を済ませ除雪された道を川床方面に向かう。いつもの冬季ゲート横の広場に駐車、支度を整え5:20出発。トレールがありつぼ足で行く。トレールはゲートの先ですぐ左手尾根に上がっている。大休方面へ直接いっているようだ。

我々は、車道を行く。浅くなったトレールを辿る。膝下までくるようになった橋を越えたあたりでワカンをはく・・・さすがにワカンだけのことはある。少しスピードアップ・・・大休峠・阿弥陀川方面取付着、7:20!2時間もかかった。早めにワカンはくべきだったかな。


まだ明けやらぬうちに出発 すばらしい雪景色に魅せられる川床

 車道を離れ山道に入る。トレールを辿る。阿弥陀川を渡るが、積雪は欄干を越えている。少し進み、左に大休峠へのトレールを見送ると、ようやく小動物以外の足跡は何もない我々だけの世界だ。多分2m近い積雪のようだが、もぐるのは平均して膝下。すぐ渡渉し、左岸へ。

 北稜の取り付きまでは数回渡渉しなければならない。積雪多量のため、河床への下降も、渡り終えて這い上がるのも無積雪期とは違い、気も腕力も使う。途中、雪壁のヘツリもあり変化に富んだ遡行を愉しむ? 

 地形図と高度計で目的の北稜末端到着が9:40、ここは標高およそ850mの地点だ。川床から2時間半もかかった。
ここで休止する。腹ごしらえをして、9:50尾根に取り付く。堅雪の上に締りのない雪が50cm近くありワカンが滑って登りにくい。尾根筋に出るまでは一部急峻でブッシュにすがりながら這い上がる。

2mを越す積雪のため渡渉は気も腕力も使う。お助けロープあれば便利

それにしてもよく降っています。この位になると谷歩きも愉しめます

北稜に取付く 東谷側(左)の雪庇に注意。下部は緩傾斜の尾根

 視界はあるが、左右にあるはずの宝珠尾根や野田ヶ山方面はガスの中である。尾根筋に出ると風が出てくる。早めに防寒具をつける。

 比較的緩い傾斜の尾根筋を、左に張り出した雪庇に注意しながら忠実につめる。
2時間ほどで標高1200m近くまで達する。まだブッシュが多いが、時折ガスが薄くなり行く手を見上げるともう少しでブッシュ帯を抜けそうだが・・・・

 あと300m強だが、北稜は1300m以上が核心部?今のペースでは山頂着が、15時前後、同じルートを下山しても駐車地点着が18時を過ぎる。北九州まで帰るには遅すぎる。おまけにガスはとれず風は強くなる一方だ・・・・・・一泊二日で出直したほうが、すっきりした山行になる、ということで中退することに決定。

標高1200m。今回はここで中退とする

 退却!ときまれば逃げ足は速い。駆けるように下降、車にたどり着いたのは14:30でした。

  しかし皮肉なもので、こうして中退したときに限って山はいい顔見せるものです。車道に出ると時折日がさし始める。ひょっとしたら!と振り返れば三鈷峰が全容を見せているではありませんか。

 ピラミダルな山容の頂点に北稜と北西稜が突き上げている。頂上付近は雪煙が上がりとても1500m峰とは思われない迫力である。登高意欲をわかせるに十分な山相を見せている。北稜を目で追う・・・樹林帯を抜ければ雪稜と雪壁で、最後の詰めが愉しめそうだ。北稜だけなら宝珠山から下降して取付くことが出来るが、こうして北面からみるとやはり阿弥陀川を遡行して取り付いたほうが充実した山行になりそうである。参加者の皆さん、合点!合点!近いうちに再アタックしましょう。

(Reported by Y.Kubo. Photo by K.Akazawa & S.Okamura)

標高がぐっと下がってきたせいもあるが・・・中退になると何故だか天候がよくなる?

三鈷峰〜大山国際スキー場が一望できる

■参加者:原田、岡村S、赤澤、久保、以上4名

おんせん情報
■温泉:出雲保養センター:『出雲平成温泉』(島根県出雲市平成町)
 9号線から案内板あり。入浴料:500円。利用時間:10:00〜20:30(11月〜4月)、10:00〜21:30(5月〜10月


BACK PREV.NEXT